YODAアーキテクツは建築家とインテリアデザイナーが主宰する東京都(杉並区)の一級建築士事務所(設計事務所)です。

ふたつの中庭を愉しむ家

  • HOME »
  • Works »
  • ふたつの中庭を愉しむ家


power photo © Ryota Atarashi

◆建築概要
建 築 主 : 個人
用  途 : 戸建住宅
建 設 地 : 東京都杉並区
設計期間 : 2014.07~2015.02
施工期間 : 2015.03~2015.08
敷地面積 :  113.04㎡
建築面積 :   45.13㎡
延床面積 :   88.19㎡
構  造 : 木造
規  模 : 地上2階
MEDIA紹介:
めざましテレビ~イノ調
100%LiFE
住まいの設備を選ぶ本 2018冬
MODERN LIVING No.235
浴槽ブランド:Artisアルティス
スッキリ!!の失敗しない家探し!目指せ!ハウスマイスター!
ヒルナンデス!一級建築士のお宅覗くンデス!
住まいの設計2017年3・4月号

>>関連ブログはこちら
>>関連記事はこちら

都市型の周辺環境ならではの近隣の住宅やマンション・首都高速道路といった条件を逆手にとり、特徴のある二つの中庭を設けることで、視界(視線)、採光をより豊かにすることを可能にしたコートハウスです。

外観はミニマルデザインに徹し、白亜のシンプルな形状で、開口部も必要最小限としているため、全く内部をうかがい知ることが出来ず、内部空間のプライバシーを確保しています。前庭・角庭と呼ぶ2つの中庭は、2階の天井レベルまで壁を立ち上げることで、外からの視線や音を遮り、内側からは自分だけの空を望むことが出来ます。前庭・角庭に面した開口部は、防火戸不要の計画とすることで、都市型住宅では困難な大開口を可能としています。この庭に面して設けている、1階のアトリエと洗面・浴室の水廻り、2階のリビング・キッチンと寝室といった全ての室は、多くの光と開放感を享受することができます。

前庭はアプローチ空間として迎え入れる庭であり、角庭は水盤を施した鑑賞用の庭で、どちらも植栽を設け、樹木から空へと視界の移ろいを愉しませてくれます。特に洗面と一体となった浴室は、角庭に面しているため、半屋外的で開放的な癒しの空間であり、2階に設けたリビングは天井高3.5mを確保し、前庭・角庭に向けて設けた大開口により、開放感だけでなく浮遊感を与えています。

外観と相反する内部空間は、クラシカルなインテリアデザインを施し、随所にホテルライクな空間を創出しています。建具や金物・照明器具・暖炉などは欧米からの輸入品を使い、扉を一枚くぐっただけで、都会の喧噪から解放され、旅に出たような雰囲気を味わうことが出来ます。床材は大部分が大理石を使用していますが、アトリエだけはローズウッドのヘリンボーン貼とすることで、生活の場と仕事場を分けています。内外の壁天井を全て真白な光触媒塗装を施すことで、白亜の表情を維持するとともに、建物全体の一体感をもたらしています。

収納計画もしっかりと行っており、引出内の間仕切りや棚板の高さなど、それぞれ収納するもの・場所にあわせて計画しています。高断熱の計画で「フラット35S(金利Aプラン)省エネルギー性」「省エネ住宅ポイント」を適用しているプロジェクトです。

PAGETOP
Copyright © 株式会社YODAアーキテクツ All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.